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術後のつぶやき
■約3週間後のつぶやきより

めぐすりのお話。私は近視手術の手術後すぐの診察を受けた時「ちょっと目が荒れてますね」と言われたので、出された目薬をそれは一生懸命さしてたんです。1日6回くらいさせばよかったんですが、気になってもっとさしてました。そして1週間経たずに目薬が切れてしまいました。「もうなくなったの?」と言われてつい「上手くさせないんです」と言い訳(笑)そうしたら「目薬は普通、1滴でいい。実は2、3滴以上さすと目を刺激して涙が出てしまって、かえって効果がうすくなります」とか言われてしまいました…じ、じつはよく効いてほしくってたっぷりさしてたんですけど…(爆)目が荒れるのがよくなるどころか逆効果?!何でも、普通は上手くさせないという前提のもとに「2、3滴さしてください」というので、ちゃんと入ってるようなら1滴でいいんだとか。しかし、この話を聞いた後、「さしすぎても駄目!」と思って今度はあんまり目薬ささなくなったという。結局駄目駄目ですな…


約1ヵ月後の馬鹿話
近視手術的はなし。私が近視から解放されてからというもの、「うわあ裸眼で見えるってこういうことか!」ということが度々ありましたが、お風呂に入っていてもちゃんと周りが見える!とういうのもその一つ。よく見える方にはわからない世界でしょうが、近視的悩みってそんなところにも転がっているのです。それでそのことを同僚に話すと、「え、わたしコンタクト着けたまま入るからよく見えてるけど?」「うんうん私も」…外せよ。シャンプーが目に(レンズに)入るとか、レンズが外れて落ちるとか思わんのか?!特にソフト!そんなスポンジみたいな素材でなめくじみたいな性質(透過性)してるくせに、シャンプーやせっけんみたいな液がしみこんだらどうする気だ!そしてハード!落ちるぞ!?、今は平気でもいつか絶対貴様は排水溝に吸い込まれて消えてゆく。こんなことでレンズ無くしたり、使えなくなったらそのほうがもったいないと思うのだが…しかし入れたまま風呂に入る派のほうが多そうなのは何故だろう(汗)今まで平気だったからといって今日も平気とは限りません。こんな素敵な理由で痛い出費をすることがないよう、なるべく外してお風呂に入った方がいいとおもいますよ?


約3ヵ月後の戯言
近視手術からはや3ヵ月。はっきり言って手術したことが夢マボロシのようです。楽すぎて実感ないです。「近視って何?食べれるの?」って有り様なので、つくづく人間ってのは忘却の生き物。そんなわけで検診うけてみました。(実は1ヵ月後の検診は忘れてて行かなかったんですよね)視力は両目1.5です。うむ、絶好調ですな。しかし何故か日によって見え方違います。最近はずっと調子がよいですが4月はずーっと調子悪くてにじんだような、二重にブレたような見え方だったのです。午前と午後で違ったり、昼寝したのとしてないのとでも違いますが別に日常生活で不都合なことはないので気にしてません(笑)よく見える時は2.0あるし。でも診察の時に「目の表面が荒れてるみたいですね、しっかり目薬をさして下さい」と言われてしまいました。何気なく覗き込んだカルテの所見には「SPK」の文字が?!…なんかやばそうなので真面目に目薬ささないと。せっかく良くなったんだから大事にしたいですね!


約4ヵ月後の冗談
私は近視手術で近視とオサラバしてしまったので、不要になったものがあります。それはもちろんコントクトと眼鏡です。しかし、ケア用品なんかもまだたくさん残ってたので、それをそのまんま妹にあげました。ついでにほとんど使ってなくてもったいないカラーレンズもやろうかと言いました。私:「あんたの近視の度数なら多分使えると思うけど、あげようか?」妹:「カラーレンズなんか使って何になるの」私:「目が青くなる!」…シンプルな回答です。真実です。しかしシンプルな真実だけに私達は一瞬間をおいてから笑い転げました。即答したのも間がよかったです。いや、だってカラーレンズなんてそれだけの意味しかないでしょう?!質問の意図とは大きく外れますが、間違ったことは言ってないぞ!


2年3ヶ月後のつぶやき
2002年5月現在。
視力は相変わらず両目1.5です。若干遠視?

この2年間、
インターネットをしまくり(1日平均4時間)、
本を読みまくり、
絵を描きまくったわりには近視も戻らず良好良好。

眼を使い過ぎるとまた近視になる可能性はあるんですが、その割には余裕しゃくしゃくですね…でも手術受ける前に考えていた「裸眼で海!」は未だに実行していません。夏は色々時間がとれなくてねえ…(遠い目)

ただ、知人は両目で1.0くらいとかの人が多いのでこれはやっぱり個人差があるんだなあと思いました(その人達も見えたり見えにくかったりがあるらしい)



3年後の感想
2003年2月で近視手術を受けてから3年が経ちました。
視力は両目1.5です。


細かいことを言うならば、

術前の目は
右 裸眼視力/0.03 度数/近視が-4.75D
左 裸眼視力/0.03 度数/近視が-5.0D 乱視が-0.5D

角膜の厚さは確か540μm程度でした。

で、現在は

右 裸眼視力/1.5 度数/+0.25〜0.5D
左 裸眼視力/1.5 度数/+0.25D

気持ち遠視ぎみですが、特に読書やパソコンで目の疲れを感じることはありません。最初の1ヶ月程度はこのごくわずかな左右差が気になって気を抜くと片目しかピントあってなかったりしましたが、段々慣れて問題なくなりました。ただ、今でもパソコンのモニターなんかを長時間集中して見てると、何時の間にか片目しかピントあってなかった、なんてこともあります(笑)遠くの見え方でそんなことは感じません。ピント合ってないといっても見えないわけじゃないですよ、片目隠すとわかる程度のことです。多分、利き目がもともとは右でしたが、左のほうが安定してよく見えるために違和感を感じるんでしょう。


近視手術を受けました」「よく見えます」「楽ですよ」「視力は調子が悪いと1.0くらいですけど、大抵は1.5くらい見えます。調子がいいと2.0見えることもあります」と言うと、大抵の人が聞いてきます。

「あなたは近視手術を受けて良かったと思いますか?満足してますか?」

私はこれに「はい私は、受けてよかったです」と答えます。
でもつけたします。「でも手術を受けた人みんなが私みたいに見えるとは言えないんですよ」だから本当に自分が近視を治療したいと望み、手術に興味があるのならちゃんと自分で調べて、考えて、メリットとデメリットを理解した上で、手術を受けるか決めた方がいいですよ、と。近視の強さ、乱視の有無、角膜表面の歪み、角膜の厚さ、目の病気、体調、全てが個人差があります。当然、結果にも個人差というのは影響するのです。手術にすごく適した目もあれば、そうでない場合もあり、手術してすぐに視力が安定する人もいれば、なかなか落ちつかず見えたり見えなかったりする人もいるでしょう。最終的な決断は「自分がどれくらい近視で損をしているか、嫌だと思っているか、治りたいと思っているか」という欲求の強さだと私は思います。

P.S.
手術前後の目薬をちゃんと決められた回数させない(面倒でさぼる)とか、「してはいけない」と書いてある決まり(ちょっとの間禁煙が必要とか、飲酒は駄目とか、運動はしばらくしてはいけないとか)を守れない人は受けない方がいいです。よい結果を得るには手術のみではなく、自分の努力も多少は必要ですよ。