野の果て(白鳥異伝)

白鳥は何故か季節では夏のイメージが強いです。矢田での海の青とか、日牟加での山の緑とかのイメージが鮮やかなせいかな?実際には三野が堕ちたのが秋頃、伊津母への道中が冬、日牟加に向かった頃が早春、再び伊津母から発ったのが初夏、小倶那と菅流が合流した狭賀武あたりで秋口、そしてラストは雪、冬となります。だから白鳥の秋はどこまでも続く日高見の野原のイメージ。それはもう、大草原の小さな家のような壮大さでね!(笑)そしてどろをつけて笑いあう二人のシーンが三野時代を思い出させて大好きです。


(2004.10.18 透明水彩/色鉛筆主線)