夏の夜(稚羽矢/空色勾玉)

三部作で一番、印象的な登場の仕方かもしれません。このシーンは大好きですよ…!!庭に誘う鳥彦も、素足で土に触れることに喜ぶ狭也の様子も嬉しいんですが、このいきなりの台詞にはかないません。よく考えたらこれが稚羽矢の初めての発言なんですよね、彼らしいなあ(笑)そしてこのシーンは煌々とした月明かりも、夏の夜の熱気も水の暗さも全てが秘密の遊びめいたわくわく感と、開放感があって気持ち良さそうなんですよね…。

(↑子供が熱帯夜に学校のプールに憧れるような気持ちというか…)


(2004.05.09 透明水彩)