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下描きでは眉根をよせた泣き顔だったので、表情が微妙です…。私はどうも苑上は泣いてる時のが印象深いようで、まっ先に思い出すのはいつも「だからあの人たちを消すの?それではわたくしたちは、どんなものより闇に近いわ」というシーン。泣きシーンが焼き付いてるのは、苑上の叫びだからですかね。内へ内へとしまわれていた「苑上内親王」の存在、内親王として求められる行動、母(後ろ楯)を亡くしたきょうだいとしての脆さ、しまわれて小さくなっていたその心情。だからこそ彼女の踏み出す一歩一歩は行動としては小さいけれど、とても大きな意味があると思います。 注意)装束・髪形は微妙にでたらめです、信じないように(笑)手元にある絵(実物)はもうちょっと淡くてもうちょっとベビーピンクとイエローがかった色味です。右の袖もちょこっと描いてありましたが、アナログ絵は画像が重いのでトリミング。
(2003.09.10 透明水彩)